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宮崎・一番街のカフェ&バー「CORNER」が11年の歴史に幕 事業承継でバトン渡す

村岡さんとグループ会社・一平の鬼束文士社長

村岡さんとグループ会社・一平の鬼束文士社長

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 宮崎市の一番街商店街にあるバー&カフェ「CORNER」(宮崎市中央通3)が3月28日、閉店した。

2008年オープン時のCORNER

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 アーケード商店街である一番街と宮崎最大の歓楽街ニシタチが交わる角地に位置し、中心市街地活性化のシンボルとしても機能した同店。2008(平成20)年9月26日にオープンし、11年と半年近く営業を続けてきた。

 同店オーナーの一平ホールディングス・村岡浩司社長は「店名には、ストリートの街角を照らしたい、常に街に寄り添い続ける存在でありたいという2つの意味を持たせた。日本を代表するクラブDJのイベントを開くなど、自分としてはやり切った感がある。宮崎にない新しい形のナイトカルチャーを提案できたのではないか」と話す。

 事業承継プラットフォーム「relay(リレイ)」で、同店の施設・場所を活用してくれる企業を募集し、現在、引き継ぎ作業を進めている。「ニシタチ、宮崎の繁華街をさらにアップデートしてくれる企業に委ねることができた」と村岡さん。

 「同じ人がずっと続けていると、どうしても停滞してしまう。新しい才能に委ねて、さらに良くなっていくという流れが、都市更新、街が新しくなることにとっては重要。CORNERの火は消えない。閉店して全部なくなってしまうのではなく、新しい存在になって上書きしていってもらえたら」と期待する。

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