「eスポーツ&ITコース」を4月、「宮崎情報ビジネス医療専門学校」(宮崎市広島2、TEL 0120-53-1030)が新設する。
eスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略称。コンピュータゲームなどを使い、デジタル上で対戦協議を行う。同校が新設する「eスポーツ&ITコース」は授業カリキュラムを通して、プロゲーマーやイベントスタッフ、ITエンジニアを育成するというもの。eスポーツに興味を持つ高校生が増えてきた時代の流れを受け、同コースを設立した。
同コースではeスポーツだけでなくITやコンピュータに関する基礎的な授業も行う。教務部の川越浩一さんは「プロゲーマーのなれる人材はほんの一握り。プロゲーマーを目指さなくても別視点からeスポーツを見つめ、eスポーツイベントプランナーを目指したり、IT関係の職に就いたりすることもできるようなカリキュラムにしている」と話す。
扱うゲームタイトルは、「ぷよぷよ」や「ウイニングイレブン」、「League of Legends」など。全国各地の国体でeスポーツの競技として採用されているものを扱う。また、専用のeスポーツスタジアム「MSG eSports Stadium」も新設。宮崎県eスポーツ連合の事務所を設置し、外部のイベントに貸し出すことも予定している。
川越さんは「『eスポーツはただのゲーム』というイメージを払拭するために情報発信することが大切。このコースの卒業生が社会で輝いていくところを、地元の方に温かい目で見守っていてほしい」と話す。