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日本初、高速道路SAにコワーキングスペース 宮崎自動車道で社会実験

コワーキングスペースは、スノーピーク社製「住箱(ジュウバコ)」を改修して設置する

コワーキングスペースは、スノーピーク社製「住箱(ジュウバコ)」を改修して設置する

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 コワーキングスペース「KIW-Workbox山之口SA」(都城市山之口町花木)が、宮崎自動車道の山之口サービスエリア(上り線)に1月20日から設置される。九州アイランドワーク(宮崎市)、宮崎大学、NEXCO西日本の共同研究・社会実験として令和3年3月31日まで展開予定。

設置中のコワーキングスペース

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 九州アイランドワークの馬渡侑佑社長は「九州での分散型ワークプレイスのシェアリング事業を考えていた際、空港のビジネスラウンジのようなものが高速道路や鉄道にないのはなぜなのかという疑問にたどり着き、設置を考えた。NEXCO西日本と宮崎大学の協力で今回の設置が実現できた」と話す。

 同スペースは、冷暖房、無線Wi-Fi、電源コンセント、ディスプレーなどを備え、最大4人で使えるミーティングテーブルなども提供。約11平方メートルの広さで同時最大利用人数は7人、飲食の持ち込みも可能。利用料は1時間=200円。

 山之口サービスエリアには同時期に、一般道からサービスエリアの施設が利用できる出入り口「ウェルカムゲート」を設置するため、高速道路利用者以外でも同スペースを利用できる。高速道路の潜在的な可能性を発見し、宮崎県及び九州各地域の特性を生かした活性化に貢献することを目標に掲げる。

 馬渡さんは「この実験で新しい働き方を支えることで、九州を創造的な場とするための『小さな一歩』にしたい。まずは、サービスエリアやパーキングエリアに止まる車の中で仕事をしている人たちに使ってもらいたい」と話す。

 営業時間は8時~19時。

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