宮崎市に本社を置くIT企業「アラタナ」(宮崎市橘通東4)が10月25日・26日、内定式を行った。
2007(平成19)年に創業した同社。インターネット通販のシステム構築や運用を主な業務としている。2015(平成27)年には「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイグループ(現ZOZOグループ)に子会社化された。
同社では例年、海釣りなどユニークな内定式を行っている。採用担当の黒田千鶴さんは「一般的に内定式は証書を授与したり、トップのスピーチがあったりと硬いイメージがあるが、『世の中に「あらたな」価値を』というビジョンを掲げる当社らしさを追求するために、既成の内定式の概念にとらわれない形を採用したかった」と話す。
来年度の採用人数は1人。10月25日に役員や部長、本年度新卒で入社した6人も交えた「ランチ内定式」を開いた。夜には社員宅の庭を使ってキャンプを行い、カレーを作るなどして親睦を深めた。26日には9時ごろから宮崎のサーフスポットである青島でサーフィンを行った。社員らと波に乗りながら交流をした後、バーベキューを楽しんだ。
黒田さんは「これまでも趣向を凝らした内定者の交流機会を作ってきたが、マリンスポーツが盛んな宮崎ならではの企画を取り入れたいと思い、サーフィンに挑戦した。これからも当社らしい内定式を開催していきたい」と話す。