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宮崎・都城の水曜のみ営業する「喫茶motto」が4周年 インド家庭料理定食も提供

「空間全体を芸術作品として体験してほしい」と話す本さん(写真右)と藤田さん(写真左)

「空間全体を芸術作品として体験してほしい」と話す本さん(写真右)と藤田さん(写真左)

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 都城市立美術館前で晴天の水曜のみ営業するカフェ「喫茶motto(もと)」(都城市姫城町)が10月、オープン4周年を迎えた。

自家栽培の珍しい種類のトウガラシを添えたインド家庭料理定食(中)

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 喫茶担当で店主の本武史さんとフード担当の「ippuku ya」の藤田智美さんが運営する同店。本さんが京都の美術大学を卒業後、都城市立美術館でアルバイトをしたことが縁となってオープンした。本さんは「店名は自分の名字にちなんで付けた。tの文字を1つ加えた理由は、『もっと喫茶を、もっと対話』をという思いを込めたから」と話す。店舗は美術館前の芝生地面の凹凸に自在に合わせられるよう、4本の脚の長さを調節できる脚立を使って作った。

 メニューは数種類のカレーを一皿に盛ったインド家庭料理定食(大=1,000円、中=800円)とオーガニックコーヒーをメインに提供する。藤田さんは「暑い時期には体を冷ます食材、寒い時期には体を温める食材を使って調理し、自家栽培した米を使って作っている。食材は、スパイスからオーガニック栽培のものを取り入れ、野菜もできるだけ自家栽培のものを使っている」と話す。「20代の頃に旅したインドに倣って、定食の大はお代わり自由にしている」とも。

 ドリンクは、本さんが手回し焙煎(ばいせん)機で焙煎した「オーガニックコーヒー」、「自家栽培トゥルシー茶」(以上、ホット=300円、アイス=350円))、「梅ソーダ」(350円)などを用意する。

 本さんは「店の目印であるパラソル付き脚立屋台は、2年ほど前に美術家の小山田徹さんから寄贈されたもの。小山田さんは長年カフェや場所作りをされてきた方で、他者との対話に重きを置いている。当店も、来てくださったお客さま同士の対話のきっかけになる場所にしたい」と話す。

 営業時間は10時~16時(定食は12時~)。出店スケジュールはフェイスブックページで案内する。

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