アートや音楽、マルシェ、ガストロノミーなどさまざまなイベントを展開する「DENKEN WEEK2019」が10月19日~27日の9日間、宮崎県日南市の飫肥(おび)地区で開催される。主催は飫肥城下文化財を活用した観光まちづくり事業協議会。
飫肥藩の中心地として栄え、九州で初めて伝統的建造物群保存地区に指定されるなど江戸時代の街並みが残る同地区。「DENKEN WEEK」は、文化財と芸術、食、音楽などがコラボレーションしたイベントで、今回で3回目。
今年は食の企画「ガストロノミー」をスイーツとディナーの2コースで構成する。21日と22日に「飫肥服部亭」(日南市飫肥4)で提供するスイーツコースは、パティシエの鎧塚俊彦さんが監修し、当日は鎧塚さん本人が参加者の前で最後の仕上げパフォーマンスを行う。
26日と27日に「武家屋敷伊東邸」(日南市飫肥8)で提供するディナーコースは元「一心鮨」(宮崎市)のすし職人・木宮一洋さんと元「麦屋」(宮崎市)バーテンダーの蛯原三奈さんがコラボレーションする。26日は、宮崎駅から観光列車「海幸山幸」が運行し、車内で前菜、ドリンクを提供。参加者は飫肥駅到着後、武家屋敷伊東邸に移動し、コースを楽しむことができる。
ほかにも、開催期間中はマルシェやアートイベント、コンサートなどもエリア内で開催する。
「武家屋敷伊東邸」代表の本田清大さんは「前回、多くの方々に参加いただき、とても好評だった。今回はスイーツ、ディナーの2部門になっており、パテェシエ、すし職人、バーテンダー、観光列車などなかなかない組み合わせになっている。特別な空間を楽しんでもらいたい」と参加を呼びかける。
スイーツコースの開催時間は13時30分~、16時~の2部制。料金は2,500円。定員は各50人(合計200人)。ディナーコースの開催時間は26日=18時~23時、27日=18時~21時。料金は26日=2万5,000円、27日=2万円。定員は26日=32人、27日=40人。「海幸山幸」の乗車は宮崎駅からのみ。予約は電話、ホームページで受け付ける。