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宮崎の「特急 海幸山幸」が10周年 廃線車両、人気列車に生まれ変わる

10周年を迎える「特急 海幸山幸」

10周年を迎える「特急 海幸山幸」

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 宮崎駅から南郷駅(日南市)を結ぶD&S列車「特急 海幸山幸」が、運行10周年を迎える。

10周年を記念して用意する車内販売商品(左から「飫肥杉製ロゴ入り箸セット」(550円)、「飫肥杉製ロゴ入り手鏡」(1,100円)、「都農ワイン」(850円))

 2009(平成21)年10月10日、JR九州のD&S(デザイン&ストーリー)列車として運行が始まった。同列車は2003(平成15)年~2005(平成17)年の間に運行していた高千穂鉄道の「トロッコ神楽号」を改装。台風14号による大雨の影響で廃線となった車両を同社が買い取り、観光列車としてリニューアルした。

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 車名は宮崎に伝わる「海幸彦・山幸彦」の伝説に由来する。車内には至る所に日南市の特産品である飫肥(おび)杉を使う。運行は土・日・祝日と春・夏・冬休みなどの長期休暇期間中で、1日1往復する。2019年4~8月間の乗車効率は93%と、好評という。

 同社では10月4日から12月31日までの間、「海幸山幸10周年記念キャンペーン」を実施。乗務員が一つ一つ手作りしたという「海幸山幸10周年記念ロゴ缶バッチ」を先着2000人に配布する。

 日南市出身のミュージシャンである秦基博さんが10月20日に地元で開催するライブイベント「日南市合併10周年記念“HATA EXPO”in 飫肥城下町」ともコラボレーションする。イベントに合わせ、1010枚限定で宮崎駅~飫肥駅間の片道記念きっぷを950円で販売する。10月19日から12月31日までの間、秦さんによる車内アナウンスも放送する。

 沿線の小学校に通う10歳の生徒を対象に、「海幸山幸」の絵画を募集。集まった絵画で記念ポスターを制作した。

 そのほかにも、障がいのある人の作品を使った「JUMPING ART PROJECT」とのタイアップや、車内サービスのリニューアル、沿線地域でのおもてなしイベントなども企画する。

 JR九州宮崎総合鉄道事業部長の宮野原佳さんは「地域の皆さまに支えられ、『海幸山幸』はJR九州を代表する人気の観光列車になった。今回のキャンペーンは列車を応援してくださっている地域の皆さまに感謝の気持ちを込めてお送りしたい。これからも『海幸山幸』を通して県内外の人に宮崎や日南の魅力を伝えていけたら」と話す。

 「“HATA EXPO”×海幸山幸10周年記念きっぷ」は宮崎駅、飫肥駅の片道のどちらからでも利用可能。発売日は10月19日9時。販売場所は宮崎駅(20日のみ「“HATA EXPO”in 飫肥城下町」の会場でも販売)。

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