宮崎のクラフトビール店「青空エール」(宮崎市橘通西2、TEL 0985-86-9252)が1月、2周年を迎えた。
店内にビール醸造所を併設する宮崎初のブルーパブとして2017年1月10日にオープンした同店。ペールエールやバイツェンなど当初は5種類のクラフトビールを提供していたが、現在はIPAなどが加わり8種類をラインアップしている。中でも一番人気のペールエールは、かんきつの爽やかな香りとほのかな苦味でクラフトビール初心者にも好評だという。店主の前田康生さんは「2年間でリピーターも増えた。ビール造りをする上で始めは納得がいかない時もあったが、経験を積んで配合や発酵の過程がだんだん分かってきた」と話す。
ここ2年でクラフトビールの醸造所が宮崎に次々と誕生した。「クラフトビールが当初より県民に認知され始めてきた。宮崎にクラフトビールが文化として根付いていくとうれしい」と前田さん。
今後は瓶ビールの販売も予定しており、再利用できるリターナブルボトルで発売する。前田さんは「当店のビールを家に持ち帰って飲むことが日常になる、いわば町の豆腐屋さんのような親しまれ方をしたい」と意気込む。「おいしいお酒とおいしい料理、いい雰囲気作りを大切にして、お客さんに楽しんでもらいたい」とも。
営業時間は15時~23時(土曜は13時~、日曜は13時~20時)。月曜定休。