宮崎市に12月3日、飲食店「マツボクリ食堂」(宮崎市広島2、TEL 0985‐86‐6198)がオープンした。
店主の松野英輝さんは、以前はホテルの厨房で働いていたが、自分の店を持ちたいという夢をかなえるため、今年6月に退職。物件探しやメニューの考案などを始めた。広告会社に務める妻の百重さんとも相談しながら宮崎市の駅前商店街「あみーろーど」に場所を決めた。名字の「松」と客を「待つ」を掛けたほか、モチーフとしてもかわいらしい「松ぼっくり」になぞらえて店の名前を決めた。
松ぼっくりをあしらったのれんが目印の同店。店内は木目の風合いで柔らかな雰囲気の内装となっている。日替わりの総菜が並んだ正面のガラスケース前には、昼時には行列ができる。
11月下旬にはプレオープンとして、煮物や炒め物、サラダなどの総菜の中から3種を選べるランチの提供を開始。ガラスケースに並んだ総菜の中から気に入ったものをオーダーし、みそ汁やご飯などが添えられたトレーを自分で席に持っていくセルフオーダー式にした。注文して席で待つ時間を短縮できることもあり、近隣の会社員や出張中のサラリーマンなどが次々と訪れた。 早速リピーターも増えてきているという。
ランチ(800円)は引き続き、総菜3種を選ぶセットを提供。総菜は家庭料理のような素朴な味から、アレンジの効いた洋風の一品までバラエティーに富んだ日替わり総菜を用意する。夜はとんかつや唐揚げ、さばみそなどの定食(880~980円)など、しっかり食事をしたい人も満足できるメニューを提供。総菜3種に瓶ビール(小)を付けた「ちょい飲みセット」(1,000円)も用意する。
松野さんは「ホテルで県内外の客を相手に腕を振るってきた経験から、幅広い世代の人においしく食べてもらえるように、味付けの工夫を重ねている。誰でもがホッとした気持ちになれるような食事を提供していきたい」と話す。
営業時間は11時30分~14時、18時~22時(テークアウトは21時30分まで、土曜はディナーのみ営業)。定休日は日曜・祝日。