宮崎の「ふらんす食堂 Bistroマルハチ」(宮崎市橘通東2、TEL 0985-72-6862)が、「令和4年度優良ふるさと食品中央コンクール」で農林水産大臣官房長賞に輝いた「宮崎県産メヒカリのアンチョビペースト」を使った新メニューを開発し、4月5日、提供を始めた。
同メニューは八田淳シェフが約2年前のコロナ禍の際、「宮崎県産の食材を使うことで、県内の生産者や飲食店の役に立ちたい」と開発。延岡市北浦町で捕れたメヒカリを一匹一匹手作業で加工し、県産の塩とこうじで漬け込んでいる。同コンクールでは頭から尾まで丸ごと使うほか、漬け込み液なども調味料として加工することで食品ロスゼロを実現した点が評価されたという。価格は1,580円。
今回の新メニュー「フランス風宮崎餃子(ギョーザ)仕立て メヒカリ赤ワインソース」(1,300円)は4月22日・23日に開催される「G7宮崎農業大臣会合」を記念して開発した。県産の原木シイタケと宮崎牛、宮崎ブランドポーク、みやざき地頭鶏を刻んで具材にし、ギョーザ日本一になった宮崎でのギョーザブームに合わせ、フレンチのパートブリックという薄い春巻きのような皮で焼き上げギョーザ風に仕上げた。これにアンチョビーペーストに赤ワインを合わせたソースを添えて提供する。
「G7宮崎農業大臣会合が宮崎で開催されるタイミングで農林水産大臣官房長賞を受賞したので、記念するメニューを作った。全て県産の食材で作っている。多くの人に宮崎の食の豊かさとおいしさを知ってほしい」と八田さん。
営業時間は18時~22時30分。月曜定休。