宮崎のクラフトビールメーカー「ノボルブルーイング」(宮崎市山崎町井ノ添、TEL 070-8399-0578)が現在、初の商品化となるビール「Novoru」の第2ロットを販売している。
代表の長田崚さんは宮崎市出身のビール職人。大学時代に留学先のカナダで飲んだ1杯のビールがきっかけで、クラフトビールの世界にのめり込んだという。「それまでもビールは何気なく飲んでいたが、ホップをふんだんに使ったIPA(インディア・ペール・エール)と出合い、突き抜けるような爽やかな香りと味わいに衝撃を受けた」と話す。帰国後、神奈川や鳥取の醸造所で約5年間修業を積んだ後、Uターンして同社を立ち上げた。
「Novoru」は、セッションIPAスタイルのビールで、アルコール度数は4.5%、IBU(苦味指数)は30。初回製造分は発売後間もなく完売した。長田さんは「クラフトビール初心者でも気軽に手に取れるような飲みやすさでありつつ、シトラスのような爽やかな香りやキレのある苦味など、ホップの魅力を感じられるビールに仕上がった」と話す。現在は古巣の醸造所を間借りして仕込みを行っているが、来年オープンに向け宮崎市近郊で醸造所の開設準備を進めている。
長田さんは「新しい、リフレッシュといった意味を持つ英語の『novo』と宮崎の太陽が昇る様を掛け合わせて『Novoru』と名付け、ラベルにはホップのブーケをイラストで表現した。宮崎からクラフトビールに新しい価値を付け加えていきたい。一日の終わりに、『明日はどんな一日にしようかな』とワクワクしながら飲んでもらえれば」と話す。
価格は330ミリリットル=649円。スーパー「Foodaly」ほか、公式ホームページなどで購入可能。7月2日には「串かつ春日広島通り店」で、14時から22時で予約不要のお披露目イベントも開催予定。ビールと串かつのセットを1,500円で提供する。