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宮崎の「かみむらスポーツ教室」が私設体育館開設 災害時の避難場所にも

社長の上村功太さん(右)と専務の内立輪真さん(左)

社長の上村功太さん(右)と専務の内立輪真さん(左)

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 私設体育館「かみむらスポーツ教室都城体育館」(都城市南横市町)がオープンして1カ月がたった。

「かみむらスポーツ教室都城体育館」の入り口

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 宮崎県内全域でスポーツ教室を運営する「かみむらスポーツ教室」(宮崎市大坪町寺山大迫)が開設した同施設。現社長の上村功太さんの父・高広さんが1982(昭和57)年に創業した同社は、幼児や小学生を対象とした出張型のスポーツ教室をメインに、スポーツイベントや大人向けの運動教室などを手がける。上村さんは「バランスの良い体づくりには、小さい頃からあらゆるスポーツを満遍なく経験することが重要。レッスンは器械体操や鬼ごっこ、ドッジボールなどのさまざまなスポーツを、遊びの要素を取り入れ運動が苦手な子でも親しんでもらえるように工夫している。同時に、整理整頓やあいさつなどの礼儀も身に付けてもらいたい」と話す。

 同体育館は、ミニバレーコートが2面収まるほどの広さを持つ、同社の2店舗目となる専用スタジオ。上村さんは「コロナ禍の影響でスポーツ教室やイベントが次々に中止となり売り上げが大きく落ち込んだ。これまでと異なる事業に取り組むため施設を作った」と話す。現在は主に都城市でのレッスンスタジオとして使用している。今後は、地域住民への貸し出しや、大型プロジェクターを利用したオンラインレッスンも計画している。

 上村さんは「父の教え子の子を私が担当して、親子2世代にわたって教えることもある。インストラクターや子どもたちがワクワクするようなスポーツ教室にすることで、周りの人たちから愛されるような企業にしていきたい」と意気込む。災害時の地域住民の避難場所としての提供やイベントの開催など、「体育館を拠点として積極的に地域貢献もできれば」とも。

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