宮崎県日南市南郷町で5月20日、「南郷」が付く地元企業が連携し「日南マンゴー同盟」を発足した。
「マンゴープリンスホテル」に期間限定で改名した「南郷プリンスホテル」
同町は宮崎マンゴーが誕生した「宮崎県総合農業試験場亜熱帯作物支場」(南郷町贄波)の所在地で、県内でも有数のマンゴーの産地。同町は2017年、「南郷町」を「マンゴー町」に改名するといったPR施策も実施してきた。
今回発足した「日南マンゴー同盟」は、マンゴーの消費促進を目的に地元の企業が連携し実施する企画。同日には南郷駅で施策の発足式を実施し、同駅に到着した特急「海幸山幸」の乗客へ完熟マンゴーの振る舞いや、完熟マンゴー「太陽のタマゴ」の抽選会、同市のマスコットキャラクターの「にちなんぢゃ様」とマンゴーを描いたパネル設置を行なった。発足に合わせ、地元の宿泊施設「日南海岸南郷プリンスホテル」(南郷町城浦)は「日南海岸マンゴープリンスホテル」に期間限定で改名。ほかにも、加盟店によるキャンペーンなども実施する。
同企画発起人で「道の駅マンゴー」代表の川野純一さんは「日南市には鵜戸神宮や飫肥(おび)地区の城下町、カツオの一本釣りなど多くの観光資源があるが、中でも名産である『マンゴー』をキーワードに掲げ、街をPRしたいと思い企画した。この取り組みをきっかけに日南市や南郷町のことを知っていただき、たくさんの人に足を運んでもらいたい」と話す。
加盟店によるキャンペーンは7月16日まで。