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宮崎に「創作ダイニング将」 猟師の祖父との思い出きっかけに、ジビエ料理の道志す

猪肉の炭火焼き

猪肉の炭火焼き

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 ジビエ料理を提供するレストラン「創作ダイニング将~Sho~」(宮崎市清武町加納3、TEL 0985-64-9526)がオープンして1カ月がたった。

刺身の盛り合わせ

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 店主の木脇将太さんは日南市北郷町出身。「子どもの頃から、猟師だった祖父がイノシシを捕り、焼き物やいのしし汁にしてくれていた。その思い出がきっかけとなりジビエ料理に興味を持ち、自分の店を持ちたいと思うようになった」と話す。地元高校の調理科を卒業後、飲食業、食品会社勤務を経て、33歳で念願のジビエの店を出した。

 「猪(いのしし)肉炭火焼き」(1,000円)といったジビエ料理を中心に、さまざまなメニューを用意する。木脇さんは「自然の肉をしっかり処理したものを仕入れているので、臭みが少なく食べやすい。イノシシ肉はバラ肉、肩ロース、モモ肉の3種を用意している。バラ肉はうま味、甘味が特徴で脂が多く、肩ロースはバラ肉より脂は少ないが肉と脂のバランスが良い。モモ肉は肉本来の素材の味を楽しめる部位。塩でシンプルに食べるのがおすすめ」と話す。

 「刺身の盛り合わせ」(900円~)や、ペペロンチーノを枝豆で作った「枝豆ぺぺろん」、「真鱈(まだら)白子うに揚げ」「トマト豚バラチーズ揚げ」(以上900円)なども用意。中華メニューは、「麻婆(マーボー)豆腐」(800円)や、「エビのチリソース煮」「あんかけ焼きそば」(以上900円)など8種をそろえる。デザートは、「しっとりロールケーキ」「プチ抹茶ロールケーキ」「チーズケーキブリュレ」(以上300円)などを提供する。

 テークアウトメニューは、「地鶏の炭火焼き」(981円)、「鶏ハラミ焼き」(933円)、「ホタテ貝柱ネット包み揚げ」(638円)などを用意。3日前までの要相談で、コース料理にも対応する。

 木脇さんは「対面でお客さまに接することが好きで、食を通じてたくさんの人に関わることができ、やりがいを感じている。新型コロナウイルスが収束した後には、料理教室も行いたい」と話す。

 営業時間は、18時~23時。火曜定休。

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