日南市のカフェバー「Good Time」(日南市岩崎3、TEL 070-4343-7508)が現在、ほかの飲食店と提携し、デリバリー代行サービスを行っている。
昨年7月にオープンした同店。店主の河野孝志さんは「宮崎県独自の緊急事態宣言発令に伴い、外食したくてもなかなか行きづらいと思われている方も多く、自身の店も影響を受けている。大きい街ではデリバリーサービスもたくさんあるが、日南市ではサービスを提供している店自体が少ないので、今自分にできることをやってみようと思った」と話す。
同店が配達代行を提携している飲食店は、「二代目とり坊」(日南市大字平野、TEL 0987-58-9023)、「飫肥ワイン食堂 ANBERASHU」(日南市飫肥1、TEL 0987-25-2669)の2店舗。河野さんの所有するキッチンカーで市内を回る。河野さんは「コロナ禍で大変な状況だろうとの思いから、飲食店からは手数料は取らず、基本ボランティアで配達を行っている」と話す。「配達希望の飲食店も随時募集している」とも。
「飫肥ワイン食堂 ANBERASHU」店主の有衛富男さんは「河野さん自身もコロナ禍で大変な状況の中、デリバリーサービスを手伝っていただき申し訳ない気持ちでいっぱいだが、本当にありがたい。感染拡大が落ち着いたら、またいろいろな形でコラボしたい」と話す。
デリバリーサービスを利用した釈迦郡悠子さんは「日南市でデリバリーサービスが利用できて、とてもうれしい。気持ちがいいくらい元気が良く、また注文したくなった」と笑顔を見せる。
河野さんは「心温かいお客さまばかりで救われている。お店に足を運びにくい状況だからこそ、店舗さんが心を込めて作られた物を、心を込めてお客様の元へ運んでいきたい。店舗さんとお客さまの架け橋になれたら」と話す。
配達時間は各店舗の営業時間に合わせて対応する。1月22日まで。