宮崎市青島の「こどものくに」内に4月4日、ハンモックを製作・販売する「青島ハンモック」(宮崎市大字加江田7245、TEL 0985-69-6602)がオープンした。
店主でハンモック職人の阿南智昭さんは大分県からの移住者。流行り廃りがなく、長く使い続けられるハンモックに魅力を感じ、5年前から大分県でハンモック製作を始めた。阿南さんは「ネット販売やイベントへの出展を続ける中で、いつかは店を持ちたいと思っていた。宮崎の青島は生い茂る木々や眼下に広がる青い海が美しく、まさにハンモックの世界感にピッタリだった」と、出店を決め家族で移住した。
店頭に並ぶ大小様々な色とりどりのハンモックは「ムラブリハンモック」と呼ばれるもので、阿南さんがハンモック作りの手本とするタイの少数民族・ムラブリ族に直接製作を依頼し仕入れている。また受注生産で阿南さんが製作するハンモックは、コットン100%で仕上げる。日本の住宅の寸法や規格に合うよう設計し、用途に合わせてオーダーできる。
販売するハンモックは、木やフックに掛けて使用するベッドタイプと、腰掛けて使用するチェアタイプの2種で、価格は7,000円~。販売のほか、ハンモックのレンタルや予約制のハンモックの手編み教室も行う。店舗2階には阿南さんの妻が運営するカフェも併設する。
阿南さんは「まずはお店に来て、ハンモックに触れてほしい。ハンモックに乗ったり編んでみたりと、気軽に足を運び体験できる店にしたい」と話す。
営業時間は11時~日没。