宮崎市高鍋町の複合施設「Maman Marche-Takanabe-(ママン・マルシェ高鍋)」(高鍋町持田俵橋、TEL 0983-32-7755)がオープン4年目に突入した。
高鍋町の農産品や加工品の直売所、イートインスペースを設けたレストランなどが入居する複合施設として2017(平成29)年12月にオープンした同店。宮崎名物に育った揚げ菓子「ゴボチ」を製造するデイリーマーム(宮崎市花ケ島町)が運営する。
同社専務の和田剛さんはこの3年間を「地元の宮崎県立農業大学校と連携協定を結び、商品の企画・開発や学生の校外実習の場を提供してきた。観光スポットとしてのPRも積極的に行い、町全体の観光客の集客にも努めてきた」と振り返る。その実績もあり2020年6月には宮崎大学の学生食堂「ニコマルカフェ」(宮崎市学園木花台)を同大付属図書館1階にオープンした。
和田さんは4年目の豊富を「高鍋町の出身ではない自分たちが地元の信頼を得るために、地に足をつけて積み上げてきた3年間が、経営陣、スタッフの足腰を鍛える期間になった。これからも高鍋町に、そして宮崎県全体にどう貢献できるか追求していきたい」と話す。「コロナ禍でどこも大変だが、野菜を持ってきてくれる地元の農家さん、食品加工品や土産物などを卸してくれる地元業者の皆さんのためにも、店全体の売上を伸ばしながら還元していく」とも。
年内は12月31日の15時まで営業し、初商いは1月2日から。当日は同店限定のエコバッグにお薦め商品を詰め合わせた福袋(2,500円)を限定10セット用意し、フードコート内の「餃子の馬渡」も冷凍餃子セットの福袋」(10個入り×5パック=2,000円)を、限定50セットなどで販売する。店頭では、ポップコーン(げんき・小林市)、メヒカリの唐揚げ(浜王水産・北浦町)、精肉販売(藤原牧場・高鍋町)の出店も。
1月2日~4日の営業時間は10時~17時。1月5日~7日は正月休みで、1月8日から通常営業(営業時間は10時~18時)。