宮崎の有限会社「一平」(宮崎市松山1)代表の村岡浩司さんが書籍「九州バカ」を4月26日、サンクチュアリ出版(東京都文京区)から発刊した。編集は「文屋」(長野県上高井郡小布施町)。
著者の村岡さんは、「レタス巻き」発祥のすし店「一平寿し」の二代目。2002年に九州1号店となる「タリーズコーヒー」のフランチャイズ店を宮崎にオープンさせたほか、九州の素材だけで作った「九州パンケーキ」を商品化。市内の廃校を地域のビジネス拠点としてリノベーションした「MUKASA-HUB」を立ち上げるなど、起業家としての顔も持つ。
「九州を一つの島として捉えることで可能性が広がるのではないか」との発想から書かれた本書。村岡さんの起業に対する思いを「起業マインドメモ」として欄外にまとめるなど、これから地域でチャレンジしたい人に向けての内容となっている。
村岡さんは「書籍を出すきっかけは、テレビ東京の『カンブリア宮殿』に出演したこと。いろいろな出版社から声をかけてもらったが、小布施の文屋さんが一番熱心だった。18歳で宮崎を飛び出し、19歳で起業のまねごとをしたが廃業、いろいろな失敗を重ねて今がある。40代後半にさしかかり、自分の経験をみなさんに生かしてもらえれば」と話す。
四六判、288ページ。価格は1,500円。