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宮崎・日南で「南郷大島ミュージアム」 島が丸ごと博物館に

右から2番目が総合プロデューサーの小松さん(画像提供:日南市役所秘書広報課)

右から2番目が総合プロデューサーの小松さん(画像提供:日南市役所秘書広報課)

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 「南郷大島ミュージアム」が現在、日南市南郷町の大島と目井津港周辺で開催されている。

画面中央が小松さんの作品「酸化・45年」(画像提供:小松さん)

 同イベントは、「第35回国民文化祭・2020、第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」の先駆けプログラムとして開催。日向灘に浮かぶ無人島・大島全体を博物館に見立て、美術家や地元南郷町を中心とした子どもたち・大人たちによる大島の資源の再認識と魅力を広く発信するアートプロジェクトで、文化活動による地域の活性化を目指す。

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 開催期間中、大島の中ほどに位置するキャビン広場のアート基地では、県内で活躍する美術家9人の作品12点を屋外展示する。秘密基地群、飫肥石アート作品展、かつお一本釣りギャラリー、南郷大島古写真館、あけぼの号アートシップなどの各エリアでもアートに触れることができる。

 朝一番の船で島を訪れたという女性は「日南に住んでいるがイベントがあるので初めて島を訪れた。孫たちにも秘密基地など楽しめるものがあったよと伝えたい」と、写真撮影しながら笑顔で話した。

 南郷大島ミュージアム総合プロデューサーであり美術家の小松孝英さんは「約2年前から開催に向けて準備を行ってきた。国定公園という制約や、新型コロナウイルスの影響で国民文化祭が延期になり南郷大島ミュージアム中止の危機など様々なことがあったが多くの関係者の皆さまのおかげで開催することができた。大島の小浜港で船を降りてゴールのアート基地まで約2キロの道のりの途中に坂道もあるが、昔子どもだった大人たちが本気でつくった秘密基地や巨大なアコウの木、太平洋の絶景と子どもたちの作品、集落跡などノスタルジーを楽しむことができるので、ぜひご来島いただきたい」と話す。

 大島へ渡るには目井津港から市営の高速旅客船「あけぼの3」で約15分、毎日4往復(各便定員50人)しており、イベント開催期間中は無料で乗船できる。開催期間は12月6日まで。入場無料。また、新型コロナウイルス感染症対策として、基本的に屋外のイベントだが来場者には3密の回避、マスクの着用、乗船前の検温の実施等の協力を呼び掛けている。

 詳細・問い合わせは、第35回国民文化祭、第20回全国障害者芸術・文化祭日南市実行委員会事務局(TEL 0987-31-1145)まで。