フルーツサンドイッチ専門店「ハロが夢みたフルーツサンド宮崎店」(宮崎市橘通西2、TEL 0985-26-5600)が11月15日、宮崎市中心市街地にオープンした。
美容師の仕事の傍ら、脇田正樹さんが開業した同店。脇田さんは「関東でフルーツサンドがはやっているのを知り、東京で初めて食べた時に衝撃を受け、自分も店をやりたいといろいろな店を食べ歩いた」と話す。その中で、茨城県水戸市の「ハロが夢みたフルーツサンド」に出合い、「この店のサンドイッチを作りたい」と願い出て、指導を受けた。出店準備をしていた頃は新型コロナウイルスの影響もあり、開店を断念しかけていたが、「宮崎の中心街が衰退していくのを見て、こんな時だからこそ地元を活気づけたいとオープンした」。
宮崎産のミカン「太陽の雫(しずく)」や岡山産のシャインマスカット、熊本産の完熟用バナナなどを使い、生クリームで包んだフルーツサンドメニューを7種類用意。現在は「まるごとみかん」「まるごとパイン」「オレオバナナ」「ブルーベリーバナナ」(以上450円)、「シャイニングみかん」(500円)、「まるごとキウイ」、ミカン、キウイ、シャイニングマスカットで花を表現した「フラワーサンド」(以上550円)を提供している。オープン初日は150個のフルーツサンドが2時間で完売した。
ドリンクは奄美大島直送のサトウキビを隠し味に、高地栽培のバナナを使った「ペロにささげる熟成バナナジュース」(Sサイズ=350円、Mサイズ=400円)を用意。トッピングは無料で、シナモン、アーモンドクランチ、ココアパウダー、ジンジャーパウダーから選べる。
店名の「ハロが夢みたフルーツサンド」は、フルーツサンドが大好物という「ハロ」が、自分で日本一のフルーツサンドを作ろうと挑戦する物語がモチーフになっている。「ペロにささげる熟成バナナジュース」は、ハロが弟の「ペロ」のために毎日飲める砂糖を使わないバナナジュースを開発したという、独自のストーリー設定もある。
脇田さんは、「『ハロは誰なのか?』『どうしてペロにジュースをささげるのか?』とお客さまに尋ねられることもある。食べた人が笑顔になるようなフルーツサンドを作る店にしたい。会社や家族の行事などで集まる時には、2日前までに予約があれば個数にも対応できるので、利用してほしい」と話す。
イートインの席数は3席。営業時間10時~19時(売り切れ次第終了)。年末年始のみ休業。