宮崎市で4月1日、婚活サポート事業「みやざき恋文」がスタートした。
宮崎市が企画した同事業。青島神社に祭られる「山幸彦」と「豊玉姫」が恋文のやり取りを行ったとされる古事記のエピソードになぞらえ、文通でのやりとりを主軸に男女の出会いを支援する。
同事業は登録制で、対象は宮崎市・綾町・国富町在住、もしくは県内から1市2町へ移住を検討している、20歳以上の独身男女。登録されたプロフィールや希望に合わせて事務局が利用者同士のペアリングを行う。ペアには便箋、切手などの「恋文セット」を送付し、文通をスタートする。何度か手紙が往復した後にお互いが希望すれば、実際に会うことができる。事務局の東郷あすかさんは「SNSやアプリで簡単に人とつながれる時代だからこそ、文通での出会いが『エモい』と思う。肩書きや先入観にとらわれない出会いだからこそ、相手の中身をより深く知ることができるのでは」と話す。
恋文のやりとりは事務局が青島の「幸せの黄色いポスト」で仲介して行い、住所などのプライバシーが相手に漏れないように配慮する。東郷さんは「人見知りで、初対面の人と会うことが苦手だという方にもぜひ利用してほしい。じっくりと手紙を書く時間が、相手だけでなく、自分の内面とも向き合うきっかけにもなれば」と話す。
登録はウェブの申込フォームか、各所に設置する申込書の郵送で受け付ける。登録料、利用料は無料。問い合わせはみやざき恋文運営事務局(TEL 050-3778-7032)まで。