宮崎県新富町に、ワインバー「ナナブンノニ」(児湯郡新富町富田2)がオープンして1カ月半がたった。
メキシコ料理のメニュー「タコス」(カーニタス)(写真提供:ナナブンノニ)
店主の本武郁也さんとフードプロデューサーの河野大樹さんは共に新富町出身で、地域商社「こゆ財団」(新富町)の地域おこし協力隊としてIターンしてきた。本武さんは、東京でのホテルや飲食店の経験を生かし、ワインをメインとした店を地元で開きたいと考え帰郷。こゆ財団に在籍する傍ら、同じく飲食店の経験を持つ河野さんの協力を得ながら昨年12月21日、オープンにこぎ着けた。こゆ財団の仕事と並行しての営業のため、金曜、土曜の夜のみ営業する形でスタートしたことから、初心を忘れないようにと店名を「ナナブンノニ」とした。
ワインメニューは、グラスワイン(赤・白・泡、各400円~)、ボトルワイン(赤・白・ロゼ・泡、各2,800円~)で、客の好みや気分に合わせたお薦めのものも提供する。ビール(400円~)、レモンサワー(380円)、ハイボール(350円~)、カクテル(400円~)、ソフトドリンク(300円~)などもそろえる。
食事のメニューはメキシコ料理中心。「タコス」(380円)、「タコライス」(780円)は、メインの具材をスパイシーチキン、カーニタス(メキシコ風豚肉の煮込み)、ワカモレ(アボカドのディップ)の中から選べる。ランチとしても提供する。「メキシカンサラダ」(620円)やおつまみ(300円~)なども用意する。
本武さんは「宮崎は酒といえば焼酎を思い浮かべる人が多いが、いろいろな酒を楽しめる店を経営したいと思っていた。中でも、ワインは敷居が高いと思われがちなので、メキシコ料理と一緒に気軽に楽しめる立ち飲みスタイルにしている。『スナックなどには入りづらいけどお酒は楽しみたい』と思っている女性や若者などにぜひ来てもらいたい。今後、ワインがより身近な存在になるよう、イベントなどもしていけたら」と話す。
河野さんは「メキシコ料理もワインも、新富町で扱う店は目新しいと思う。今後、より一層新しいことをお客さまと一緒につくっていける空間にしていきたい」と話す。
営業時間は金曜・土曜の17時30分~23時。木曜・土曜はランチ営業(11時30分~13時30分)を行う。ランチは持ち帰りもできる。