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2月にこいのぼり? 宮崎・日南で地元民が広島カープキャンプ歓迎

瀬西地区のこいのぼり

瀬西地区のこいのぼり

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 広島東洋カープのキャンプ地である日南市の天福球場周辺(日南市瀬西1)では、地区の住民によって飾り付けられた季節外れのこいのぼりが歓迎ムードを盛り上げている。

広島カープのキャンプを歓迎するこいのぼりをバックに笑顔を見せる田中自治会長

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 「カープが来るのに球場周辺に何もなく寂しい」という住民の声が発端となって始まった取り組みで、今年で15年目となる。当初は子どもが成長して飾らなくなった1匹のこいのぼりを飾っていた。徐々に規模が大きくなり、今年は長さおよそ60センチのミニこいのぼり約600匹が空を泳ぐ。

 こいのぼりや資材は地区費で賄い、飾る際に必要な竿(さお)は有志で山に行き調達した。既成のひもではすぐに切れるため、洋裁が得意な住民にお願いし、一匹一匹たこ糸に付け替えた。飾り付け前日には地区の女性部が集まりこいのぼりの口ひも交換・補修、古いこいのぼりの交換作業を行い、キャンプイン前の1月25日に地区住民20人ほどで飾り付けた。

 こいのぼりは風にあおられひもに巻き付いたり、老朽化で破れたりするため、随時メンテナンスが必要。天福球場に続く道すがら見ることができるこのこいのぼりは写真スポットにもなっている。瀬西地区自治会長の田中哲雄さんは「こいのぼりが引っ掛かっていたりすると見栄えが悪くなるので、キャンプ期間中の1カ月間は気が抜けない」と話す。

 こいのぼりと共に、JR沿線上の花壇には色とりどりの花が植えられており、地区住民は日頃から街の環境を美しくすることに努めている。田中さんは「キャンプ期間中は特に街をきれいにしてカープや来場者をおもてなししたい。天福球場は瀬西のお宝、この地区の活性化はカープなしでは考えられない。カープが勝つことが街の活性化にもつながる。リーグ優勝、そして日本一を目指して頑張ってほしい」とエールを送る。

 2月28日まで。

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