宮崎・都城市の眼鏡店「都城中めがね店」と、東京と都城の2拠点で活動するグラフィックデザイナー・ステレオテニスさんの共同プロジェクトショップ「GOOD OLD OPTICIAN'S」が9月、開設から半年を迎える。
「都城中めがね店」に設けられた特設コーナーでは、実際に試着できる
「都城中めがね店」の谷口賢多郎さんとステレオテニスさんが小中学校の同級生だったことをきっかけにオンラインショップを開いた。昨年に再会した際、同店の倉庫に眠るサングラスや眼鏡について話題が挙がったという。谷口さんは「倉庫には母が仕入れた眼鏡やサングラスが保管してあり、『できるだけ人と違うものを』という思いで仕入れた商品は、60年代から近年までのものと幅広く、デッドストックやビンテージ品も多い。しかし、かつて2店舗あった店舗を統合したこともあり、100点以上がそのまま倉庫に保管されていた」と話す。
ショップ名の「GOOD OLD OPTICIAN'S」は、「古き良き眼鏡屋さん」という意味を込め、保管していたものの中からさらにセレクトした商品を、オンラインで販売する。
ショップのディレクター兼プロデュースを担うステレオテニスさんは「倉庫を見に行ったとき、こんなに素晴らしいサングラスや眼鏡を眠らせておくのはもったいないと思った。今回は、モデルもフォトグラファーも、都城周辺の人たちに頼んでいる。質の高い商品を、地元の人たちの力で紹介できることがうれしい」と話す。
谷口さんは「ステレオテニスさんとコラボレーションしたことで、全国から注文が入り始めている。商品は言わば、約30年以上の時を『旅した』サングラスや眼鏡。その歴史も一緒に楽しんでもらえれば」と話す。