宮崎県高鍋町の就労支援施設「空と海」（高鍋町大字高鍋、TEL 0983-30-3050）が開所して1カ月を迎えた。店舗を併設し、かき氷などの販売を始めている。

店舗外観

　調剤薬局からスタートし、農業支援事業、老人介護福祉事業を展開するシエル・エ・メール（宮崎市）が手掛ける。「就労意欲のある障がい者の方を応援したい」という思いから、障がい者就労支援事業を始めた。同所では、現在5人のスタッフが接客や調理などの業務に従事している。

　メニューは、ポップコーン（6種）、かき氷（8種）、9月末までの期間限定で販売する綿菓子（6種、以上100円）、台湾から直輸入したタピオカを使う「タピオカミルク」（300円）、「タピオカミルクティー＆カフェオレ」（350円）。今後はソフトクリームも販売予定で、スタッフがメニューを日々考案し、新メニューも検討中という。店頭にはイートインスペースや駄菓子コーナーも設ける。

　サービス管理責任者の多田紀美子さんは「子どもたちが気軽に買いに来られるように、リーズナブルな価格設定にした。いずれは、子どもたちが集まる昔の駄菓子屋のような場所になってほしい。来店することで、就労支援事業のことを知ってもらうきっかけにもなれば」と話す。

　営業時間は10時～17時。日曜、祝日定休。