新元号がされた4月1日、宮崎県高原町にある高千穂峰の麓で「令和」の文字をプリントしたTシャツが販売され、即日完売した。
高千穂峰は、神話「天孫降臨」の舞台とされる場所で、この日は山頂で新元号を揮毫(きごう)するイベントが行われた。宮崎県の西諸県郡(にしもろかたぐん)全域を中心に、地域密着型の商品販売やイベント、プロデュースに取り組む市民団体「西諸県軍」は、11時40分過ぎに新元号が発表された直後からTシャツを製作。イベントでにぎわう高千穂峰の麓で14時より販売を開始。価格は西暦にちなんで2,019円とし、「ご祝儀」として1,000円返金する形で販売したところ、40枚が即座に完売した。
西諸県軍の木村洋文さんは「天孫降臨の地である高千穂峰がまたがる宮崎県高原町を、地元から何とか盛り上げたいと企画した」と話す。
Tシャツは現在、木村さんが運営する「Sabori Bar」(宮崎県小林市本町)で、「お祝い価格」として1,080円で、100枚限定で販売している。木村さんは「改元となる5月1日もTシャツ販売のほかイベントを開催して地元を盛り上げたい」と意気込む。