日南市南郷町の目井津(めいつ)港で捕れた新鮮な魚を提供する「めいつ地魚フェア2018」が現在、南郷町の飲食店4店舗で開催されている。主催は南郷どれさかな料理フェア実行委員会。
開催は昨年に続き、今回が2回目となる。目井津港は県内有数の水揚げを誇り多くの魚種が集まるが、中には鮮度落ちが早く、まとまった量が捕れないといった理由からスーパーなどに並ばない品種もある。そうした珍しい魚はこれまでは地元の飲食店で食材として個々に提供してきたが、イベントで地元の市民以外にも同港の新鮮な魚を楽しんでもらいたいと企画した。
期間中は目井津港でその日の朝に水揚げされた魚を使い、各店舗が独自のメニューを提供。使う魚は日によって変わる。
主催の古澤貴光さんは「昨年のアンケートでは7割が宮崎市や都城市からの観光客で、普段は地元市民が食べる魚を市外の人に楽しんでもらえたという手応えがあった。期間中は珍しい魚はもちろん、珍しい部位を使った料理も提供しているので、ぜひ足を運んでほしい」と話す。
同イベントの加盟店の一つ、鈴之屋旅館の店主・鈴木安士さんは「テレビで放送されてから多くの方に足を運んでいただいている。当店では調理に使うタレにこだわっているので、独特の魚の味付けも楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
価格は全店舗一律で1,300円。水揚げ状況によっては提供できない場合がある。11月30日まで。