日本航空(JAL)が開催する「第2回JAL折り紙ヒコーキ全国大会」の宮崎県予選会が11月17日、宮崎市の生目の杜運動公園(宮崎市跡江)で行われた。
同大会は、JALが飛行機を通じて子どもたちに自分の未来や日本、世界の未来などを考えてもらおうと2016年から取り組んでいる次世代育成プログラム「空育(R)」の一環で、昨年から開催。今年は全国33カ所で10月から順次予選会を実施しており、17日に開かれた宮崎予選会には小学生以下の部48人、一般の部32人の計80人が参加した。
はじめに、大会規定の紙飛行機の折り方や飛ばし方のコツなどを専門のインストラクターが指導。長く飛び続けた方が勝利となるルールで、参加者は何とか対空力を伸ばそうと、持ち方など自分なりの工夫を凝らしながら試し投げしていた。
本番は、5回ずつ投げて記録を計測。長く飛び続けている紙飛行機があると、子どもたちは「すごい」「頑張れ!」と盛んに声援を送った。
優勝は、小学生以下の部が宮崎大学付属小の黒木翼君(記録7秒07)、一般の部が山本孝一さん(記録9秒53)。同社宮崎支店の伊藤洋一支店長は「簡単な紙飛行機というツールを使って、大人も子どもも一緒になって楽しめる大会。2020年には世界大会も予定している。空への憧れを持ち続けてもらう機会として今後も続けていきたい」と話していた。
黒木君と山本さんは、来年4月に都内で開催される全国大会に出場する。
JALの「空育」ではほかに、パイロットやキャビンアテンダント、整備士などが制服で学校などに出向き、仕事の内容ややりがいを伝える「JALお仕事講座」なども行っている。