宮崎市に8月1日、シェアハウス「SEEKBAKO(シークバコ)」(宮崎市中村西) がオープンした。
東日本大震災をきっかけにコミュニティの重要性を感じ、今年5月までシェアハウス「ミヤザキ村Coming館(みやざきむらこうみんかん)」を営んでいた戸越正路さんが立ち上げた同施設。以前のシェアハウスを閉館し、「ベーシックリビング」「仮住まい」「拡張家族」といった新たなコンセプトに掲げ、再スタートという形でオープンした。コンセプトの一つである「ベーシックリビング」について、戸越さんは「住人全員が家賃、水道光熱費、ネット代、食費といった生活費を0円で生きられる場所を目指したいという思いを込めた」と説明する。
住所は公開していないが、南宮崎駅から徒歩10分ほどの市内にも近い場所にオープンした同シェアハウス。戸越さんは「宮崎市は、夏は東京ほど暑くなく、雪も年に1度降るか降らないかと過ごしやすい気候であることは大きな魅力。また物価も安く、空港から街へのアクセスも良いことから、非常に住みやすい場所と感じる」と話す。
現在は乳児を含む男女8人がここで共同生活を営んでいる。戸越さんは「住人がこの場所で自分らしい生き方を模索し、発見して、また新たなステージへと旅立っていくような通過点の場所にしたい」と意気込む。