ラーメンとギョーザを提供する「屋台骨」(宮崎市)が3月28日、持ち帰りの「生ぎょうざ専門店 appeal」(宮崎市芳士、TEL 090-2399-5017)をオープンした。
店長は「屋台骨」のギョーザ部門担当で専務の渡辺愛香さん。渡辺さんは宮崎市ぎょうざ協議会会長として宮崎ギョーザ人気の盛り上げに奔走し、2022年10月には関西テレビの番組「7RULES」でも取り上げられた。
オープンの経緯について渡辺さんは「宮崎市は2021年、2022年に総務省の家計調査の1世帯当たりのギョーザ購入頻度・支出額で、2年連続年間第1位となった。今年も支出額を伸ばしたいと考えているが、家計調査の対象は生ギョーザと焼いた総菜のみなので、1位を受賞したタイミングで生ギョーザ専門店を開くことに決めた」と話す。
店内で販売するのは、宮崎県産のブランドポーク、キャベツ、ニンニク、ニラを使う「生ぎょうざ」(18個入り・ラード付き=500円)の1種類。オリジナルの「たれ」(80ミリリットル=150円)も用意する。
店名は、渡辺さんの父・松本栄さんが1996(平成8)年に開業し、ギョーザ製造や卸売業を行っていた企業「アピール」が由来。2016年に「屋台骨」が事業承継した。「『屋台骨』のギョーザの味や技術は父から引き継いだ。当時の社名である『アピール』を復活させたい気持ちがあった」と渡辺さん。今後は、「屋台骨」のラーメン部門がOEMで商品開発したラーメンなどを販売する自動販売機も設置予定。
営業時間は11時~18時。日曜・月曜・祝日定休。