宮崎県日南市が7月20日、台湾・香港からの観光客向けに観光PR動画を制作し、SNS上で配信を開始した。
鵜戸神宮などの観光地が多くの外国人で賑わう同市。同動画では、世界で唯一モアイ像の複製が許可されている同市の「サンメッセ日南」や、「青島ビーチパーク」などを紹介しており、配信開始1週間で累計93シェア、19,000回以上再生されている。
同動画は、動画とLIVE配信による日本文化の発信を手がける結.JAPAN(東京都渋谷区)と連携し、制作。同社が運営する動画メディア「Wafoo - 玩日本」上で配信している。同メディアは台湾、香港、中国の20代女性がメインに企画や編集を手がけており、彼女らが中華圏観光客の目線に立って、同動画も制作している。
同社の創業者でビデオグラファー兼取締役の府川勇介さんは「日南海岸には多くの観光資源があり、インバウンド需要に応えられるポテンシャルも有したエリアだが、複数の行政区域にまたがっているため、各市町村が個別にPRしてしまっている状況があった。日南海岸をひとつのストーリーとして発信することで、観光客に魅力が伝わる」と同動画の制作意図を話す。
モデルとして出演している荒木柚葉さんは「日南市は初めて訪れたが、海も山もきれいで食べ物も美味しい。日本にはまだ知られていない魅力あふれる場所があることを一人でも多くの訪日旅行者に知って貰える機会になれば」と話す。