宮崎県都城市の食育推進ボランティア団体「True Meals」が7月21日、活動をはじめて4周年を迎える。
「子どもたちに、台所から人や自然を大切に思う気持ちを育んでもらいたい」という思いから設立に至った同団体。子育て中の親子を対象にした「一品持ち寄り会」などを催し、畑で野菜を収穫したり、鰹や昆布などから取った出汁の味噌汁とガスで炊いたおにぎりを作ったりと、手間をかけて子どもたちと料理をするイベントなどを企画する。
副代表の刀坂まやさんは「活動に参加する以前は料理はできる限り簡単にすませてしまっていたが、今では日頃の食を大切にするようになり、なるべく手作りをするようになった。サークルの参加者同士で子育て中の悩みも共有できるため、非常に心強く、仲間がいるという安心感や居場所を感じることができる」と話す。
今年の4月からは新たに「つながる味噌作り」活動を開始。三股町で実施している宅食サービスの味噌を作り、活動後は参加者で味噌汁とご飯を試食する。
代表の松岡祐美さんは「親子が共に活動に参加することで同じ思い出をつくることができ、絆に繋がると思う。活動を通して、参加者の心が温まり、家庭のような安心感が得られる居場所になればうれしい。また、この活動を未来の子どもたちに受け継いでいけるよう、続けていきたい」と話す。