宮崎公立大学(宮崎市船塚1)で7月14日、同大学のOBの多様なキャリアステップを共有する「卒業後の多様なキャリアを考えるシンポジウム」が開催される。
同大学OBであるYour Career事務局のメンバーが主催する同シンポジウム。県内在住の10代後半~20代前半の若年層に対し、若者が学校を卒業した後のキャリアを考える際の選択肢を増やすことを目的に開催する。
当日は同大学の卒業生が登壇し、キャリアステップ事例を発表。登壇者の中には具体的なキャリアイメージを持たないまま卒業したメンバーも含み、卒業後に就職や大学院進学、転職などを通してどのようなキャリアを築いてきたか、その実体験を語る。そのほか、当日は有馬晋作学長とのパネルディスカッションも予定する。
代表の鈴木正義さんは、「私たちが大学3年、4年だった当時、宮崎公立大学は創立間もない学校だったこともあり、卒業後の進路に漠然とした不安を抱えながら、就職活動や卒業後の進路に悩んでいたことを覚えている。分からないことだらけで掴み取ったキャリアの第1ステップだったが、そこから経験を積み、皆がそれぞれの道を歩んでいる。そうした事例を、参加者に提示したい。宮崎公立大学は今年で開学25年を迎え、『宮崎公立大学卒の社会人』というデータベースも十分に揃ってきている。このデータベースを宮崎の人々に活用してほしいと思い、今回の企画に至った。このシンポジウムが参加者のキャリア形成や大学入学検討のヒントになるとうれしい」と話す。
開催時間は13時~15時30分。