宮崎県三股町の「三股町まち・ひと・しごと情報交流センター ~あつまい~」(三股町五本松10)で6月16日、中高生向けトークイベント「みまたんみらいナビ」が開かれた。
主に三股町と都城市の中高生を対象に開催する同イベント。全10回の定期開催企画で、県内を中心に活躍する宮崎出身者が登壇し、学生に対し夢や職業観をテーマにプレゼンテーションを行う。
発起人の佐々木義和さんは同町の役場職員で、2017年9月まで青年海外協力隊としてウガンダに渡り、現地で水・衛生環境の整備などに携わってきた。佐々木さんは「ウガンダでの経験は自分の価値観を大きく変えた。帰国後、中高生に様々な人生の可能性を提示したいと思い、イベントを企画した」と話す。開催にあたりクラウドファンディング「FAAVO」で資金調達を実施し、60万円以上の支援を集め、実現に至った。
第1回の開催となった今回は、宮崎大学地域資源創成学部講師の土屋有さんが登壇。会場に集った約30人の学生に対して自身の生い立ちや夢の見つけ方などについて語り、「好きなこと、興味があることを追求してほしい」と学生にエールを送った。
佐々木さんは「前のめりに講師の話を聞く中高生の姿や積極的に質問する姿に私自身も感動し、企画してよかったと実感した。残り9回の講演でも、一人でも多くの学生に学びと刺激を届けたい。申し込みは公式ページから受け付けているので、ぜひ参加してほしい」と話す。
次回の開催は6月30日。