レコード専門店「OVER AND OVER RECORD STORE」(都城市上町)が、オープンして5カ月がたった。
昨年10月27日にオープンした同店。店主のTATSUROさんは都城市出身。学生時代にテレビで見たDJの姿に衝撃を受け、DJを始めたという。高校卒業を機に上京し、会社員をしながら、下北沢のクラブを拠点に都内各地で活動。2012(平成24)年にUターンした後も、DJを続けてきた。
TATSUROさんは「音楽データを使ったDJが主流となる中、あえてアナログレコードでのDJにこだわっている。重いレコードを運び、会場で1枚1枚選び、曲と曲をつなぐ作業すべてが大変だが楽しい。東京では会社帰りや休日にレコード店に立ち寄ることのできる環境があったが、Uターン後はそれができなくなった。都城にもレコード店がほしいとずっと思っており、開店に至った」と話す。
店内にはハウス、ソウル、ジャズや日本のポップスまで、幅広いジャンルのレコードをそろえる。特にTATSUROさんの好みというディープハウスは豊富に用意する。場所は図書館や飲食店などが集まる中心市街地にあることから、さまざまな客層が訪れるという。
TATSUROさんは「目指しているのは、日常的にふらっと寄れるレコード店。店名は、レコード好きな人たちが何度も何度もレコードを『掘る』様子と、好きな曲のタイトルをかけ合わせて名付けた。店と、レコードと、そこに集う人達によって形成される小さなカルチャーにスポットが当たってくれると本望。今後もいろいろなジャンルのレコードを増やしていくので、ぜひ気軽に寄ってほしい」と話す。
営業時間は、月曜=12~18時(土・日曜・祝日は11時~)。