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宮崎・串間の和菓子店が「きんこんかんタルト」発売 特産品の甘藷とキンカン使う

きんこんかんタルトを開発した店主の海江田さん

きんこんかんタルトを開発した店主の海江田さん

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 宮崎県串間市の老舗和菓子店「玉味製菓」(串間市大字西方5514、TEL 0987-72-6331)が4月、新商品「きんこんかんタルト」を発売した。

ヤマダイ甘藷とキンカンを使った「きんこんかんタルト」

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 今年で創業45年を迎える同店は、これまでも地元の食材を使った商品づくりに取り組んできた。「きんこんかんタルト」(151円)は同市の特産品である甘藷(かんしょ、サツマイモの別称)とキンカンを使った商品で、2年の開発期間を経て商品化に至った。開発を手掛けた店主の海江田暁(さとる)さんは「2015年ごろから試行錯誤を続けてきた。芋とキンカンのバランスが取れず何度も開発を断念しかけたが、その度に素材の生産者の顔が浮かび、諦めずに試作を続けた」と話す。

 同商品はタルトとうたうが、カステラ生地で餡(あん)を巻いた菓子で、柔らかいスポンジ生地と甘い餡の組み合わせが魅力。発売して間もないが地元住民の手土産としても好評を得ているという。

 海江田さんは「試食したスタッフからも、キンカンの風味と甘藷の舌触りのバランスが好相性という声が多い。お客さまが商品を手に取ってくださることで、同時に甘藷やキンカンの生産者の方も喜んでいただいている。これからも串間の定番の菓子を作っていきたい」と話す。

 営業時間は8時~19時30分。

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