宮崎県内のホスト企業と県外のテクノロジー企業をマッチングし、ビジネス創出を目指すプログラム「MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILD」のプレゼンテーションが12月4日、「興亜宮崎ビル」（宮崎市広島2）で開催された。主催は宮崎県で、「eiicon company」（東京都港区）が委託を受けて実施した。

プレゼンテーションの様子

　デジタルテクノロジー企業との共創で、宮崎のビジネスをアップデートすることを目的とした同プログラム。県内のホスト企業と県外のテクノロジー企業が2日間で共創ビジネスの骨格を作り、採択を受けた企業は実証実験を開始して3月には結果発表を行う。

　前日の3日には、メンターである「Spiral Innovation Partners LLP」（東京都港区）代表パートナーの岡洋さん、「EBILAB」（三重県伊勢市）の常盤木龍治さん、「eiicon company」の中村亜由子さんの3人を交え、ビジネスアイデアをブラッシュアップ、4日にプレゼンテーションを行い、ホスト企業に採択を受ける企業が決まった。

　ホスト企業の「テレビ宮崎」（宮崎市）には、「3rdcompass」（東京都渋谷区）「Study Valley」（東京都江戸川区）、「浅野水産」（日南市）には、「オーシャンアイズ」（京都府京都市）「ライトハウス」（福岡県福岡市）、「マルイチ」（日向市）には、「クリップス」（東京都渋谷区）、「マキタ運輸」（都城市）には、「スマートシティサーベイ」（兵庫県神戸市）が、それぞれパートナー企業として採択された。

　宮崎県商工観光労働部の湯浅伸弘さんは「非常におもしろい新しいビジネスが形になりそうな実感がある。自社だけでは解決できない課題をパートナー企業のデジタル技術でクリアしていってほしい」と話す。