カレー風味ヌードルを提供する「タイガーヌードル」(都城市中町4、TEL0986-77-3015)が、オープンして5カ月を迎える。
5月7日にオープンした同店。元々は居酒屋「みやこんじょビレッジ」として営業していた同店だが、コロナ禍で思うように夜営業できなくなり、ランチメニューの開発を始めた。店主の亀元健二さんは「最初はカレーうどんを試作していたが、毎日でも食べられること、『味変』ができるようにすることなどを加味し、2種類の魚介と鶏をベースにしたスープと、カレースープのためにオリジナルで配合したスパイスを使ったメニューに辿りついた。小麦粉を使った麺やうどんも考えたが、スープやスパイスに合うものということでフォーを採用した。トッピングしているのは牛肉と小松菜。牛肉のだしも出て、他にないオリジナルな一杯になったと思う」と話す。
メインのメニューは、だしが効いた優しいカレー風味の「タイガーヌードル」(980円)、自家製ラー油が入った「赤虎」(1,000円)など。最後はスープにご飯を入れて食べることもできる。セットにはタイガーヌードルのために配合したスパイスが付き、グリーンマサラは風味、タイガースパイスでカレー感、ガラムマサラで辛味を足すことができる。
現在夜は予約のみ営業だが、ヨーグルッペやスコールを使ったサワーや、日向夏ジュースで作る白サングリアなど、九州で親しまれる味を活かしたドリンクも用意。都城の焼酎も取り揃える。フードには地元のブランドポークを使ったメニューや、コースのデザートには山之口町の甘乳蘇アイスも提供する。
亀元さんは「地元で愛されてきた食品の力や、地元の方々に支えてもらいながら店をやってきて、提供したものをお客さんがおいしいと食べてくださるのがとてもうれしい。ランチメニューでは、冬に向けてチーズをトッピングし、締めをチーズリゾットとして楽しめるものを開発している。タイガーヌードルが、ランチの定番として根付いていってほしい」と話す。
「東京の大手の飲食店で働いていたが、地元である都城で、地元の食材を使った料理などを出す店をオープンしようと帰郷した。都城には柳田酒造、霧島酒造、大浦酒造、都城酒造の4つの酒蔵があるが、あまり知らない方も多い。飲んでみたいものがあっても、全てを購入するのは難しいので、季節限定の商品などを含め、うちの飲み放題で飲んでもらえるようにしている。うちで飲んだことをきっかけに、酒造で購入してもらい、焼酎文化が広まるきっかけになれば」とも。
昼の営業時間は11時30分~14時。