宮崎市に中華料理を主体とした定食の店「麻婆食堂」(宮崎市橘通東3、TEL 080-3533-8539)が6月2日、オープンした。
「店の仲間に出す日々のまかない作りが中華の腕を磨く良い機会になった」と話す平岡さん
若草通りアーケード内の「BAR AWATO」のランチタイムを間借りする形で営業する同店。埼玉県出身の店主・平岡雅也さんは大学時代に1年間の中国留学を経験した。帰国後、ふと思い立って中華料理のレシピ本を購入し麻婆(マーボー)豆腐を作ってみたことがきっかけとなり、中華料理の世界にはまった。一度は会社員として就職したが、中華の道を志し、退職。旅行で訪れたことがあり気に入っていた宮崎に移住し、中華料理店の門を叩いた。
平岡さんは店で中国人スタッフに囲まれて腕を磨く傍ら、プライベートでも中華料理の研究を重ねてきた。勤務していた店の新メニューを監修したり、個人としてもイベントに出店したりするなど精力的に活動。中でも同世代で親交も深い「BAR AWATO」の店主・粟戸稜大さんと複数回開催したコラボイベントが好評だったことが、同店のオープンにつながった。
同店が提供する看板メニューは、「四川式麻婆豆腐」(セット=1,000円、定食=1,400円)。定食には副菜3種、スープ、ごはん、ミニデザートが付く。平岡さんは「まずは自分自身のルーツでもある本格的な辛さとうまさを追求した麻婆豆腐を食べてもらいたい。もちろん他にもメニューは色々と考えていて、どんどんチャレンジを重ねて充実させていきたい」と話す。「ちょっとぜいたくな定食スタイルで、本当においしい中華を提供していきたい。ぜひ足を運んでもらえれば」とも。
営業時間は11時~16時。火曜店休。