コミュニティーバー「SUNABA」(宮崎市橘通西3、TEL 080-9533-5130)が3月21日、橘通3丁目交差点の角にオープンした。
立ち姿がさまになる青木さんは、学生時代にガールズバーでアルバイト経験あり
子どものころに遊んだ砂場のような場所にしたいということから「SUNABA」と命名。バーの営業時間、営業時間外を問わず積極的にイベントや場所貸しを行っていく。まだオープンして間もないが、これまでに朝活や生徒負担1回100円の学習塾といったイベントを開催してきた。
料金形態もユニークで、アルコール=2,000円(2杯まで追加料金なし)、ノンアルコール=1,000円の基本料金を払えば、原価で飲み放題(ノンアルコールはフリードリンク)となるほか、基本料金なしの1杯=1,000円(ノンアルコール=500円)のメニューも用意する。
月額6,000円の会員制度も設け、会員は基本料金なしの原価で飲むことができ、バーの営業時間外も含めてコワーキングスペースとして利用できたり、ゲストカフェを開いたりできる。店主の青木俊樹さんは「すでにプロ歌手を目指す男性やカフェをオープンしたいという女性など、夢の実現に向けて行動中の人が会員として集まり始めている。そういう人たちを積極的に応援できる場にしていきたい」と話す。
青木さんは、佐土原出身で高校時代は県2位となった柔道の実力者。神奈川の大学でも柔道を続けハワイで指導した経験もある。卒業後は総合格闘家を目指しアマ5戦全勝。プロへの誘いもあったが、実家の和牛繁殖事業に携わる必要もあり帰郷した。今年は自分自身の牛舎も立てて独立する予定。
コミュニティーバーのアイデアは青木さんが弟と話していく中で生まれたもの。弟を含めた12人の共同オーナーを集め、彼らからの出資も受けての事業であるため、青木さんは「一応私の個人事業という形だが、運営方針はみんなで話し合いながら決めている。いろいろな方からこのスタイルはトラブルになりやすいと忠告されているが、それでも成り立つ道を探っていきたい」と話す。
営業時間は18時もしくは19時~24時。営業時間や定休日はインスタグラムで告知する。