「青島ビーチパーク」(宮崎市青島2)が、2022年度から通年営業として常設化する。
住民参加型の作業ワークショップ(画像提供=宮崎市観光戦略課)
毎年夏季限定で開催する「青島ビーチパーク」は、青島海水浴場のかつての夏の賑(にぎ)わいを取り戻そうと2015(平成27)年度から始まった取り組み。開催期間中は飲食店舗や物販のコンテナが並ぶほか、日よけのシェードやパラソル、木製のベンチなどを設置する。
今回決定した常設化の動きは、パークに隣接して来年春に開業予定の「青島ビーチヴィレッジ」の展開に合わせ、一体的に青島を盛り上げていく狙い。過去6年間を経て、「夏場を中心とした賑(にぎ)わいの創出だけでなく、通年での魅力継続をしていきたい」という思いから、常設化に踏み切った。
「海を感じながら豊かに暮らす自分を体現できるような居心地のよい場所」という、快適な場所にすることで長く滞在してもらおうというコンセプトは変わらない。飲食物販売のコンテナ店舗はこれまでの5基から1基へと縮小するが、本年度の夏季限定開催期間中は3基する。従来通り、開設準備などに関しては、地元住民や宮崎県建築士会などの協力を得て、住民参加型の作業ワークショップを開くなどする。
近隣住民の一人は「常設化となることで、観光客だけでなく地元の人からも親しまれる長く継続するスポットとして定着してほしい」と話す。