宮崎市が4月から、ご当地デザインの婚姻届と出生届配布を行っている。
複写式の婚姻届。手元に残る2枚目には写真やメッセージ欄も設ける
地域住民の記念日を盛り上げようと企画した同取り組み。婚姻届は、ハートの中にワシントニアパームや海の生物などをあしらい、宮崎の太陽や特産品のマンゴーをイメージしたオレンジ色を基調にデザインした。複写式の用紙は2枚目が手元に残り、写真や夫婦がお互いへのメッセージを記入できる欄も設ける。
爽やかな水色が特徴の出生届は、宮崎市の観光イメージキャラクター「ミッシちゃん」がサーフボードに乗る姿などをデザインした。
宮崎市市民課課長の大賀ユキさんは「宮崎らしいデザインで、市民の皆さまの大切な記念日の思い出となってほしい。届け出を提出するだけでなく、記念にも残るようにとの思いから婚姻届・出生届ともに複写式を採用した。手元に残る用紙には写真やメッセージを書いて思い出として保管してほしい」と話す。
大賀課長は「ご当地婚姻届は4月から1カ月間で約30組が利用した。現在のご当地婚姻届は宮崎市でしか使えないが、今後は宮崎に観光に訪れたカップルが持ち帰って居住地で提出できるよう、観光と連携した取り組みに発展させたい」と話す。婚姻届と出生届のデザインは市民の要望があればデザイン変更なども検討するという。
ご当地婚姻届・出生届は宮崎市役所窓口ほか、各総合支所、地域センターなどで配布している。