青島の会員制スポーツクラブ「SURFCITY宮崎」(宮崎市青島2、TEL 050-3571-3238)が、オープン5周年を機にウッドデッキの屋外スタジオを増設した。
施工を担当したBENの大川平清治さん(右)と助っ人のwood vibes高谷慈朗さん
古民家を改装したスタジオと青島のサーフポイントを利用して、サーフィンやスタンドアップパドル、ヨガ、ランニングのプログラムを提供する。利用料金を上げることなく、定期的に新しいことに取り組んで施設自体の質の向上に努めるという同施設では、3周年の際にはヨガマットやウェットスーツの預かり、コーヒーやハーブティーの無料提供を開始した。
今回のオープン5周年を機に増設したスタジオを増設は、2~3年かけて計画と積み立てし実現。マネジャーの渡辺慶士さんは「床暖房や暖炉、サウナと、いくつかの候補があったが、コロナ禍の影響で密を回避できるフィットネススタジオが必要と判断し、屋外スタジオ増設を決めた」と話す。
現在の屋内スタジオから廊下を挟んで広がる庭のスペースに8メートル×6メートルの台形のウッドデッキを製作し、その上にタープを張ることで風通りの良さを維持しながら夏の暑い日差しも避けられるようにするという。現在のスタジオと一体として同じプログラムを行うほか、屋外スタジオを利用してワークショップ、プログラムがない時間帯のくつろぎスペースなど、多目的に対応する。
渡辺さんは「これまでも砂浜にヨガマットを敷く形で、満月の下でのフルムーンヨガや朝日を浴びながらのモーニングヨガといった屋外プログラムを行ってきた。新しいウッドデッキがあれば砂や土に汚れることなく快適に同じようなプログラムに参加でき、心理的にもハードルが大きく下がると考えている」と話す。
「通常、フィットネスクラブの商圏は3キロメートル四方と言われるが、当施設の利用者は15キロメートルほどに広がっている。『サードプレース』としての価値を出すために、この空間にいることで心と体が健康になるような場所にしたい」とも。
営業時間は、平日=9時~22時、土曜・日曜・祝日=7時~18時。月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜に振り替え)。