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宮崎・都城の「ケンコー食品工業」がイチゴで作るポン酢「春ポン」

同社社長の吉田努さんと広報活動に励む井ノ上亜里沙さん

同社社長の吉田努さんと広報活動に励む井ノ上亜里沙さん

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 ケンコー食品工業品工業(都城市鷹尾、TEL 0986-23-6041)が現在、榎木農園のイチゴを使ったポン酢「春ポン」(450円)を販売している。

2月に発売になったばかりの「春ポン」

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 1972(昭和47)年から、国産の原料で無添加のみそやしょうゆを製造している同社。昨年夏から、「旬を旬で食べるシリーズ」と題し、四季折々の果実でポン酢を開発してきた。社長の吉田努さんは「コロナ禍で大変な思いをしている農家を微力だが手助けできることはないかと考え、宮崎の農家とコラボを始めた」と話す。

 2月に発売した「春ポン」は、都城盆地にある無加温のハウスで育てた新鮮なイチゴに自社の醸造酢やみりん、甘酒、ブリーベリーなどをブレンドし、着色料、保存料、化学調味料不使用で作る。春野菜やカルパッチョ、白身魚に合うという。吉田社長は「色鮮やかで甘酸っぱいポン酢に仕上がった。イチゴをふんだんに使っているので、口の中にふわっと舞い降りる春の香りが楽しめる」と話す。

 同シリーズは、これまでに、森山農園の日南レモンを使った「夏ポン」、日向市成合へべす園のJASオーガニックへべすを使った「秋ポン」、西米良村の中武ファームの「天空の柚子」を使った「冬ポン」を展開してきた。同社では都城在来種の大豆である「みやだいず」を、同市内の農業法人と契約栽培し販売加工にも力を入れている。

 吉田社長は「宮崎にはいいものがたくさんある。この土地だからできる作物で、この土地に合ったものをこれからも作っていきたい。それは地元の良いモノを見直していくことにもなると思う」と話す。

 同社本店のほか、ひろせストア鷹尾店、道の駅都城、三股よかもんや、ケンコー食品工BASEショップで販売する。

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