宮崎市ぎょうざ協議会(宮崎市神宮1、TEL 0985-24-4798)が11月30日、初代「宮崎ぎょうざ大使」を委嘱した。
宮崎市内にテークアウト専門店を構える「餃子の馬渡」のギョーザ
今年8月、焼き餃子協会(東京都港区)が2020年前半における宮崎市のギョーザ支出金額と購入頻度が共に全国1位だったと発表したことをきっかけに、現在宮崎市を中心に宮崎をギョーザの街として盛り上げようという機運が高まっている。
今年9月には、県内のギョーザ生産者や販売者が発起し、同協議会が発足。ギョーザを通して宮崎市の農商工業振興を図ることを目的に活動しており、ギョーザイベントの開催などを通して2020年のギョーザ消費量全国1位を目指す。
今回決定した「宮崎ぎょうざ大使」は、宮崎ギョーザの魅力やおいしさを全国へ発信するため、同協議会が委嘱。スポーツ部門からは同県出身の柔道家で全日本柔道男子監督でもある井上康生さん、芸術部門からは同じく同県出身のバレエダンサー西島数博さん、ビジネス部門からは不動産大手「いちご」(東京都)の副社長で、宮交シティの会長兼社長を務める石原実さんが委嘱された。
井上さんは「宮崎で生まれ育った私のソウルフードのひとつがギョーザ。宮崎といえばマンゴーやチキン南蛮だが、ギョーザも本当においしく、宮崎に帰ると必ず食するのはもちろん、お取り寄せをして家族や仲間とたくさんいただいている。食卓を囲む皆の笑顔、栄養も満点で、パワーの源にしている」とコメント。
西島さんは「宮崎でバレエ団バレエスクールの団長として後進の指導をさせていただいており、公私さまざまな所用で毎月宮崎を訪れている。そんな私は宮崎ギョーザが大の好物であり、栄養のバランスもよく、宮崎の農畜産物をふんだんに使った宮崎ギョーザはまさに地産地消、愛する宮崎を代表する食べ物」と、メッセージを寄せる。
宮崎ギョーザを初めて食した際に「日本一うまい!」と確信したという石原さんは、「宮崎ギョーザが日本一になるチャンスにあることがうれしく、おいしいギョーザをお届けいただいている生産者、加工者、販売者の皆さまのご努力に感謝を申し上げたい。『宮崎ぎょうざ大使』として、フェスの開催、メディアへの働き掛け、協議会活動のお手伝いなどを通じ、宮崎ギョーザをPRしていく」と意気込む。
任期は1年を予定。