宮崎市のシェアハウス「coming館(こうみんかん)」(宮崎市淀川3)が4月22日、オープンして5周年を迎える。
2013年にオープンした同シェアハウス。これまで書道家や韓国人起業家、世界一周を経験した女性、ライターなど約30人を受け入れてきた。オーナーの戸越正路さんは「『自分らしい生き方』をテーマに掲げ、運営している。この5年で住人のタイプにも変化があり、オープン当初は『シェアハウスでただ楽しい暮らしができればいい』という人が多かったが、今はテーマ通り自分の生き方を模索しながら活動している人が多く集まっている」と話す。
同シェアハウスは、2階がシェアハウスの入居者の居住スペースになっているが、1階の和室は世界中から旅行者などを受け入れるゲストハウスとしての機能も持つ。これまでもオーストラリア、韓国、スコットランド、フランスなど、アジア圏やヨーロッパ圏など各国からの来訪があった。また、毎週金曜日には参加者が食事を持ち寄る「金曜食堂」など、定期的にイベントも開催している。
戸越さんは「居住者が自分の生き方と向き合えるような場所にしたい。様々な人の交流の場としても活性化させていけたら」と話す。