宮崎の「南いちご農園」(日南市北郷町郷之原乙、TEL 090-8401-5373)が現在、「冷凍いちご」を販売している。
イベントでは行列ができることもあるという「いちごまるごとけずり」
7月15日に発売した同商品。園主の南浩二さんは「元々我が家で『夏のおやつ』として『冷凍いちご』を食べていたが、お客さまにもお届けしたいと数年前から商品化を考えていた」と話す。
4年前から夏季限定で同町にある「蜂の巣キャンプ場」にカフェ「cotocoto」を出店している同園。カフェでは「冷凍いちご」を削って練乳と自家製イチゴジャムをかけて食べる「いちごまるごとけずり」を提供している。南さんは「『いちごまるごとけずり』は昨年、『ご当地グルメコンステスト』のスイーツ部門で優勝したことを機に、認知度が上がった。今年は新型コロナウイルスの影響で出店を予定していたイベントが無くなり、『いちごまるごとけずり』を提供できる機会が減ったが、ぜひ自宅でも味わってもらいたいと思い、7月の15(イチゴ)の日に合わせて家庭向けに販売を始めた」と話す。
「冷凍いちご」(500グラム=1,080円)は、「まるまるタイプ」「クラッシュタイプ」の2種類を用意。「まるまるタイプ」は家庭用冷凍フルーツ専用の削り機を使って、自宅で「いちごまるごとけずり」を作ることができ、「クラッシュタイプ」はそのまま食べたり、スムージーに使ったりすることができる。贈答用や自宅で「いちごまるごとけずり」を楽しみたい人向けに、500グラム入りを2つと自家製イチゴジャムを付けた「いちごまるごとけずりセット」(2,700円)も用意する。
南さんは「生のイチゴを急速冷凍し真空パックしているので、解凍した際に水っぽくならず、削った時にフワフワ感を楽しむことができる。ジャムも生のイチゴで作ったようにおいしくできる」と話す。
「冷凍いちご」は「南いちご農園」のハウス、オンラインショップのほか、「蜂の巣週末カフェcotocoto」「サンチェリー北郷」「大戸野即売所」などで扱う。7月に運転を始めたキッチンカーでも販売。キッチンカーは毎週水曜日に県庁近くにある「みやざき物産館KONNE(こんね)」の「『み』の下マルシェ」に出店し、「いちごまるごとけずり」「スムージー」なども取り扱う。
南さんは「夏も『冷凍いちご』でイチゴを味わうことができる。家族団らんの時間などに『冷凍いちご』を削って食べてもらえたらうれしい」と話す。