宮崎でスタートしたイベント「子商いマルシェ」の第二弾がオンライン開催されることに伴い現在、子商いマルシェ実行委員会が子ども出店者を募集している。
同イベントは子どもが商いを通して「お金と社会」を実体験するというもの。「お金を稼ぐとはどういうことか」「自分が作りたいモノで、第三者からも必要とされるものを考えることの大切さ」など、子どもが将来社会を賢く生き抜くための知恵を培うことを目的に企画する。イベントでは商品の企画・制作から、価格設定、販売までを子どもが手掛ける。主催者の一人である戸越正路さんは「社会に出るとお金と無縁ではいられない。しかし、お金の仕組みを学ぶ機会が今の教育現場には少ないように感じる。『お金とは何か』を学ぶ機会を作りたかった」と話す。
同イベントは昨年12月に第1回を対面販売で開催し、3歳から小学6年生までの8組が参加。参加者からは「お客さんが買ってくれるか不安だったが、たくさん買ってもらえてとてもうれしかった」「リアルなお金の勉強ができた」などの感想が寄せられたという。
今回が2回目となる同イベントは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対面販売ではなく、オンラインでの開催を決定。現在、出店する子どもを募集している。マルシェのテーマは、「夢中で遊べるおもちゃを作ってオンラインで売ってみよう!」。マルシェ会場となるウェブサイトには、子どもが作った商品の画像と価格、商品説明などを記載する。
戸越さんは「前回は、子どものかわいらしい接客力もあり売り上げにつながった部分もあったが、今回は商品力が問われることになる。自分の心が躍るようなおもちゃを考えて作り、人に販売して楽しんで使ってもらう。自分が考えて作ったものが人に必要とされる喜びを経験する機会にしてほしい」と話す。
出店対象者は中学生以下で定員20人。マルシェの開催期間は8月30日~9月5日。問い合わせは子商いマルシェ実行委員会(戸越さん、TEL 080-3476-8163)まで。