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「アーツカウンシルみやざき」がコロナ禍の文化芸術活動を支援 相談窓口も

(画像左から)プログラムオフィサーの山森さんと、重黒木一馬さん

(画像左から)プログラムオフィサーの山森さんと、重黒木一馬さん

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 公益財団法人「アーツカウンシルみやざき」(宮崎市宮田町3、TEL 0985-38-1150)が現在、コロナ禍で影響を受ける文化芸術活動に対しての支援事業を行っている。

アーツカウンシルみやざき過去イベントの様子

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 内容は、文化芸術活動・イベントを行う際の目安となるチェックリスト作成、助成事業として令和2年度県民芸術祭の採択枠の拡大、SNSとオンラインでの相談窓口開設の3つ。

 同団体は昨年度まで「チャレンジ文化活動事業」に取り組んでおり、さまざまな文化的事業が始まった。プログラムオフィサーの山森達也さんは「宮崎で始まった文化的事業を今後も支えていくべきだと考え、新型コロナウイルス対策も含んだ支援事業を行うことにした」と話す。

 文化芸術活動・イベントを行う際のチェックリストについて、山森さんは「国や自治体のガイドラインは同じ文言が何度も繰り返されたり、自治体によって条件が異なっていたりするので、県民の皆さまが使いやすいようにチェックリストという形にした。都市部と宮崎では状況が違うこともあり、『宮崎では最低このラインを守りましょう』という一つの基準として作っている」と話す。

 助成事業としての新たな採択枠は「コロナウイルス感染防止対策への補助」「ポストコロナにおける実験的な事業への助成」「コロナ禍の影響を受けて開催できなかった事業の縮小実施への助成(伴走型支援)」「リモートライブやネット配信を対象にした事業への助成(伴走型支援)」「事業・イベント開催ができない文化活動団体への事業活動助成」の5つ。コロナ禍中のイベント開催や芸術活動などを網羅的に支援する内容で、状況に応じて順次対応していく予定。

 山森さんは「誰かの『なにかやりたい』を応援する事業にしたい。新型コロナウイルスの影響で創造性が消耗してしまっているので、こうした状況だからこそ、クリエーティブなチャレンジを応援して行きたい。悩んでいることがあれば、まず相談に来てほしい」と話す。

 詳細資料は、アーツカウンシルみやざきのウェブサイトでダウンロード配布している。助成事業への事前相談は7月17日まで。応募締め切りは7月22日。

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