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宮崎・野尻に自家焙煎コーヒー店「あんぱさんど」 コロナ禍逆手に実店舗を開店

イベント出店や通信販売を行っていた自家焙煎コーヒー店「あんぱさんど」が実店舗をオープンした

イベント出店や通信販売を行っていた自家焙煎コーヒー店「あんぱさんど」が実店舗をオープンした

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 イベント出店を中心に営業していた自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「あんぱさんど」(小林市野尻町東麓、TEL 080-5605-4538)が6月8日、実店舗をオープンした。

自家焙煎コーヒーの他に手作りの県内産果汁シロップを使用したかき氷も人気

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 コーヒー豆の卸業や通信販売を行う傍ら、週末ごとに県内外のイベントに出店していた同店。4月から新型コロナウイルス感染症拡大の影響で出店を予定していたイベントの中止が相次いだ。店主の金崎洋幸さんは「去年年末ごろから、今年中には実店舗を持ちたいと考えていた。出店の中止が続き、それが実店舗オープンの計画を進める追い風になった」と話す。

 現在はテークアウト中心の営業だが、自家焙煎コーヒー豆で入れたブラックコーヒー(ホット=300円、アイス=350円)、カフェオーレ(ホット=350円、アイス=400円)、県内産果物と砂糖、蜂蜜のみで手作りしたシロップを使ったかき氷(400円)と炭酸割ジュース(M=350円、L=400円)などを提供している。

 店内に展示する2メートルほどのコーヒーノキは、農業経験のある金崎さんが海外のコーヒー農家から「農業の知識があるのなら日本でコーヒーノキを育ててみたら」とアドバイスされ栽培したもの。ほかの場所にも趣味と実験を兼ねて育てているコーヒーノキがあり、毎年少量ではあるがコーヒーチェリーを収穫している。

 金崎さんは「コーヒーチェリーがさまざまな工程を経てコーヒー豆の状態になるのは12月ごろ。小林産コーヒーを楽しめるようなイベントを考えている。野尻町は『通り過ぎる町』と思われているが、『あんぱさんど』という店ができたことが『ちょっとあそこに寄っていこうか』と『止まる町』へ変わるきっかけになれば」と話す。

 コロナウイルス感染症対策として、マスク着用、アルコール消毒薬の設置、店舗入り口を常時開放しての換気、レジ回りの飛沫(ひまつ)防止対策を行っている。

 営業時間は、月曜・火曜・水曜=9時~16時、金曜・土曜・日曜=9時~17時。木曜定休。

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